SUSTAINABILITY

私たちイーオクトが考える「サスティナビリティ」とは、難しいことではなく、
誰もがただほんの少し、日々の暮らしを、消費行動を見直して、行動を変えること、進化すること。

北欧パートナー企業訪問記
2020.07.31

北欧パートナー企業訪問記 その4(Dykon社)

スウェーデン王室御用達 寝具メーカー「Dykon社」ケネスさんを訪ねて
(加藤 編)


■笑顔あふれる会社、DYKON

北欧に来た~という喜びから、いよいよ仕事が始まるぞという緊張感と興奮に包まれてDYKON本社に到着したわたしたちを、日本担当のシャーロットが笑顔で迎えてくれました。 
入口にWELCOME EOCT!とそれぞれの名前が書かれたウェルカムボードが掲示されているのを発見。はるばる日本から来たわたしたちを社員みんなで迎えてくれていること伝わってきて大感激。
出張初日の緊張感が一気にほぐれ、わたしたちも笑顔いっぱいに。

工場見学の前にオフィス部分を案内いただきましたが、入口から一番近い部屋が社長室というのにまずびっくりです。

その社長室前の廊下には全社員の笑顔のポートレートが飾ってあり、社員と社長の距離がとても近いこと、会社が社員を大切にしていることが伝わってきて、それだけでいい会社だなあと実感できます。

その社長室に続くのが管理スタッフやセールススタッフの執務部屋。
一部屋に2~4人くらいのスタッフがシェアして使っています。
机のサイズは日本と比べると一回り大きく、高さを自由に変えられる電動型昇降デスクです。自分のタイミングで立ったり座ったりして働いているそう。

このシステムはオフィスだけでなく、工場の製造ラインの作業台も同様に昇降できるのには感動、小柄なスタッフ、大柄なスタッフそれぞれが自分の身長に合った高さで働ける環境です。デンマーク自体の国政方針のひとつでもあるそうですが、サスティナブルに働ける環境の提供をとても大切にしていることに感動しました。

「働く人一人ひとりの健康を考えたらこれがあるべき姿だし、当たり前だよ」
とケネスが教えてくれました。

快適に働ける職場だからとにかくみんな笑顔、笑顔、笑顔です。


オフィスの机も!


ミシン台も!

デュベをたたむ作業台
すべて使う人の身長に合わせまで!て昇降できる電動式の机です。

■ハイエンドブランド エングモ・デュン

日本担当のケネスとシャーロットから会社のこと、工場のこと、わたしたちが日本市場で扱うことになったエングモ・デュンブランドのことについてレクチャーを受けました。
現在DYKON社が製造している羽毛ふとん(デュベ)は6ブランド。その中で一番ハイエンドのブランドがエングモ・デュンです。そんなブランドを私たちに任せていただけるのはとても光栄なこと、気が引き締まります。


(こちらはDYKON社のショールーム)

エングモ・デュンの魅力は、わたしたちイーオクトの企業ミッションとぴったり一致するサスティナブルな視点に基づいて作られていること。

具体的なひとつのポイントは生きたグース(ガチョウ)の羽をむしり取るのではなく、食肉用に育てられたグースの副産物としてのダウンとフェザーしか使用していないこと。日本向け商品はハンガリーで採取したホワイトグースの羽毛だけを洗浄から乾燥、選別、充填まで一貫してデンマークの自社工場で管理製造しています。

これって実はとても稀なことなのだとケネスが胸を張って語ります。産地偽装やリサイクル羽毛が混ざるなんてことが絶対ない!採取経緯を生産者まで辿れる徹底がエングモ・デュンのこだわりと宣言。

その羽毛のなかでも風力で重さを選別できる選別機で一番軽くてきれいなダウンがエングモ・デュン用として仕分けられます。羽毛のふわふわレベル、弾力レベルを表したダウンパワーで400dp以上という高いレベルを保っているものだけを使用しているのも一番ハイエンドなデュベブランドだからこそです。

世界で一番幸せな国と言われるデンマーク、「いい眠り」がとれることが幸せにつながるんだよと最後にケネスが教えてくれました。

一生の1/3は睡眠時間、その時間がいい眠りとなるには軽くて体への負担が最小限で且つ空気をたっぷり含み暖かさが保たれるエングモ・デュンが一番なんだよってことを日本のみんなに伝えて欲しい。日本では綿ふとんの文化があるから重い方が暖かいという誤解があるようだけど、快適な眠りには軽さはとても重要なポイントなんだと繰り返し力説でした。

「自分たちはデュベ(羽毛ふとん)を売っているのではなくて、‘快適な眠り’を提供しているんだよ。」という言葉がとても響きました。

「モノではなく、サスティナブルな考え方に基づいた製造工程を経て作られたデュベで健康や快適な眠りを提供するというエングモ・デュンのコンセプトを日本のみなさんにしっかり伝えていきます。」とお約束してDYKON社をあとにしました。

■北欧の定番品

営業部は、日本のお客様にエングモブランドの魅力をお伝えし、北欧スタイルの快適なベッドルームを提案することがタスク。

そこで’スウェーデン王室御用達’ブランドのエングモ・デュンが、本場スウェーデンではどのように販売されているかを確認に高級百貨店NK(エヌコー)を訪ねました。

NKは、1902年創業のスウェーデン王室も御用達の老舗高級デパートだけあって、石造りの建物は趣があり、どの売場も一流ブランドが並び、重厚感ある雰囲気。
寝具・インテリア売場は北欧らしい寝室を感じられるフロアで、特に買うものがなくても足を運んでみることおすすめです。
ベッドメイキングやスローやクッションの使い方、色使いなど即取り入れてみたいディスプレイが楽しめます。

寝具売場の壁面の棚一面がエングモ・デュンで埋め尽くされているシーンは、圧巻。
こんな寝具売場今まで見たことありません!

見慣れた日本の花柄寝具が並ぶ売場とは異なり、清潔感あふれる真っ白な羽毛ふとんとサンタさんのバッグかと思うふとんケースの大量陳列はど迫力です。

売場に販売員はほとんどいません。
お客様はダウンパワーやカセットの大きさ、サイズや重さ、側生地の肌触りを確認。買うと決めると袋を担いでレジへ軽々と運びます。
王室御用達ブランドとしてもう60年近くスウェーデンで愛されている信頼のブランドだからこそ、みんな羽毛ふとんならエングモ・デュンと決めているのだと感じました。

わたしたちは、日本のみなさんにこの北欧の定番ブランドを紹介できることを誇りに思ってお届けしようと3人で改めて確認しあいました。

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