SUSTAINABILITY

私たちイーオクトが考える「サスティナビリティ」とは、難しいことではなく、
誰もがただほんの少し、日々の暮らしを、消費行動を見直して、行動を変えること、進化すること。

私たちの取り組み
2020.05.01

スウェーデンKLIPPAN社の働き方:北欧ではオフィスワーカーの80%が昇降デスクを使用

イーオクトでは2005年に輸入を開始し、2012年に日本総輸入元としてさまざまな商品を協働しているスウェーデンのホームテキスタイルブランドKLIPPAN(クリッパン)。2017年、社員がスウェーデン第二の都市マルメより北へ車で30分ほど、KLIPPAN社のあるクリッパン町へ訪れた時に教えてもらった、働き方について紹介します。

スウェーデンの働き方

家族と過ごす時間を大切にしているスウェーデン人。男女ともに仕事と育児の両立ができる社会を目指してきた歴史的背景もあり、朝は7~9時の間に始業、午後は3~5時の間に退社できる権利を有し、夕方からの家族団らんの時間に重きをおきます。
「親休暇法」という子育てのために両親ともに休む法律があるほど、国も家族の時間を大切に考えています。

日本に比べて休みが圧倒的に多いスウェーデンですが、残業はほぼないそうです。

なぜか?

それは、社会の取り組みと、社員の仕事への向き合い方に関係があるようです。

KLIPPAN社の働き方について

イーオクトのパートナー企業、スウェーデン KLIPPAN社、ペッテル・マグヌッソン社長は、「社員の健康や幸福を考えることは、代表として一番大切な仕事です」と話します。KLIPPAN社では社員の健康のために、昇降デスクや姿勢を正しく保つイスを採用。

ほかにも、仕事に集中できるように防音効果のある壁をしきりに使うなど、社員の健康を守りつつ、生産性を上げる仕組みを考えています。また、積極的にFika(フィーカ)をとることで、集中力を持続させているといいます。

 KLIPPANのFikaコーナー

「Fika」とは、気軽にとるお茶漬けタイムのことで、日本だとコーヒーブレイクに似た時間です。スウェーデン人はこの「Fika」をとても大切にしており、コミュニケーションの場として活用するほか、ある会社では生産性をあげるために、2時間おきに「Fika」することを就業規則にしているところもあるのだとか。

集中力は長くは続かないもの

集中力は大人でも平均45~50分と言われています。スウェーデン人は一日中集中し続けることが難しいことを理解し、定期的な「Fika」や「スタンディングワーク」で、緩急を付けながら仕事に取り組んでいるようです。

KLIPPAN社を訪問した際も、さっきまで座って仕事をしていた人が、次に視線を移した時には立ってパソコン作業をしていた。なんていう光景が見られました。

スウェーデン人の働き方を知ると、日本人にありがちな「長時間労働=美徳」「休憩=さぼている」という、感覚がまったくないことに気が付きます。

スウェーデン、デンマーク、フォンランドノルウェー
北欧のオフィスワーカー80%以上が昇降デスクを使用

スウェーデンほか、昇降デスクを推奨しているデンマーク、仕事の場所や時間を選べるフレキシブルな働き方の多いノルウェーなど、北欧の国々はどこも、1時間あたりの労働戦線性がトップクラス。世界で実践されている働き方を参考にすれば、「働き方」についての考えも変わってくるかもしれません。

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