SUSTAINABILITY

私たちイーオクトが考える「サスティナビリティ」とは、難しいことではなく、
誰もがただほんの少し、日々の暮らしを、消費行動を見直して、行動を変えること、進化すること。

INTERVIEW :第1回(2011.01.10)

第1回(株)生活の木 重永忠代表取締役(前編)

圧縮減容機を基軸に環境トータルソリューションを提供するエンヴァイロテックと、サスティナブルなデザイン商品の輸入・卸を手掛けるオフィスオクト。両社のコーポレイトサイトで、両社の製品を利用することを通じて環境負荷を低減させる事業活動を展開する企業をご紹介するウェブ連載「見つめ直す企業の社会責任」を1年間にわたってお送りします。

第1回は、私たちと同じく表参道で事業を営む「生活の木」の代表取締役、重永忠さんにご登場いただきます。同社は、岐阜県瑞浪市の商品本部でオーワック社製の圧縮減容機を導入。社内で出る古紙を圧縮して古紙業者に送り、商品発送用の段ボールケースにリサイクルしています。

植物の恵みを生かした事業を通じて、環境に配慮した様々な活動を展開していた重永社長が、圧縮減容機の導入を決めた訳は――。

 

生活の木は、ハーブやアロマテラピー、オーガニックコスメティクスを通じて生活を豊かにするビジネスを展開していますが、このビジネスを始めようと思ったきっかけは。

私のビジネスのルーツは、小学生の頃にまでさかのぼります。

それまでは野球少年だったのですが、6年生の夏に急に体がだるくなり、寝込んでしまいました。さっそく医者に診てもらうと重度のネフローゼ、腎臓疾患とわかり、絶対安静で静養するよう申し渡されました。その上「治らない。一生付き合う病だ」とも言われ、大いに落ち込んでしまいました。

しかし、母に紹介された漢方医が処方する漢方薬を飲むに従って快方に向かい、不治の病と言われていたのが、10代中頃にはすっかり完治してしまったのです。

その後、17歳の時にアメリカ西海岸を訪れたのですが、そこでヒッピーがハーブのポプリを生活に取り入れているのを目の当たりにました。その時、自然の恵みをリスペクトし、生活に取り入れるライフスタイルが将来必ずやってくるだろうと直感しました。

 

とはいえ、過去の個人的な体験を今日のビジネスの形に結実させるには、さらにいくつかのステップが必要だったのではないかと思われます。スローなライフスタイルが定着するのではという予兆が、確信へと変わったきっかけというのはありましたか。

18歳になってから、すなわち1980年代初頭の頃の話になりますが、少女漫画雑誌「なかよし」でポプリの企画を手掛けたのです。

これは、マンガの主人公の少女の趣味がポプリ作りという設定で、毎回ストーリーの中にポプリを登場させ、話の最後のページにはポプリのレシピを載せたのです。同時に、読者からポプリの作品を募集する「オリジナルポプリコンテスト」も実施しました。

これが大当たりで、当時編集部には毎回たくさんのポプリの応募が届けられました。そこで入賞作品については、生活の木の店舗1階で展示発表するなどしました。そうなると、ポプリの材料も売らなければならないということで、ポプリの材料の販売も始めました。すると、ショップの会員数は開始から4、5年で20万人にも膨れ上がりました。

さすがにこれには、仕掛けた本人でありながら驚きました。自然の恵みを世の中に広めるのは子どもたちなのだと、強く印象付けられた出来事です。

私はこうした経験をベースに、ポプリだけでなくハーブティーやアロマオイルなどについても、商品開発と普及活動を本格化させていきました。自然の恵みを生活に取り入れて健康になろう、というコンセプトで新たに製品の用途を開拓して、販路を広げていったのです。

 

時代の流れに「生活の木」が求められていますね

やはり、社会全体が効率やスピードを優先し、仕事にスピードアップを求められている今、プライベートではゆったりくつろいだ時間を過ごすことに価値を感じる人たちが増えていると思います。

 

御社の企業ミッションは、こうした時代背景から生まれたものでもあるのですね。

そうですね。私たちのビジネスは、ゆったりすること、くつろぐこと、ゆっくりと時間を使うことに大きな価値を置いています。生活の木が提供する自然の恵みを通じて、人々に気持ちよくゆったりとした時間を過ごしていただくことが、私たちのミッションです。

このミッションは、具体的には次の3つから成り立ちます。

(1)植物がもたらす自然の恵みによって人々を癒す

(2)世界中の自然の恵みを使い、世界に向けて癒しのためのサービスを発信し、提供する

(3)恵みが枯れ果てないように植樹を行い、自然の循環をはぐくむ

自然の循環をはぐくむことの中には、もちろんリサイクルも含まれます。

例えば、ガラスの小びんに詰めて販売しているアロマオイルは、必然的に多くの空きびんを生むことになります。日常的にオイルを使っていれば、やがて空きびんがたまってきますよね。生活の木では各店舗で「精油ボトルリサイクル活動」を行い、回収したボトルをガラス小物などにリサイクルしています。

また、埼玉県飯能市の「薬草公園」では、併設するレストランや近隣のご家庭、保育園から出る生ゴミをコンポスト(堆肥)化してハーブに与え、育てる活動も行っているところです。収穫したハーブからは、ふたたび精油を取り出すことができます。

さらに、事務作業を通じて毎日膨大な量の古紙が発生しています。しかも場所をとる。これを何とかしようよ、ということで、岐阜県瑞浪市の商品本部にオーワック社製の圧縮減容器を導入しています。圧縮減容した古紙は、商品発送用の段ボールケースに再生されます。

弊社では、これら一連の取り組みを「生活の木エコチャレンジ」として推進しているのです。

 

オーワック社の圧縮減容器とエンヴァイロテック社とは、どのように出会ったのでしょうか。

社員に「とにかく紙を圧縮するものを探して欲しい。容積を小さくして製紙メーカーに送るために」と指示したところ、ORWAKの圧縮減容機を探してきてくれました。

 

オーワック社の圧縮減容機を導入する決め手は、何だったのですか。

「生きとし生けるものが健康に暮らせる快適な環境を実現する」というエンヴァイロテック社の企業理念に共感して、選ばせていただきました。やはり循環をはぐくみ、自然の恵みを得る弊社と、圧縮を通じてゴミを資源にするエンヴァイロテック社とは方向性が一致し、企業理念が共通しているからです。

重永忠さん(株式会社生活の木 代表取締役)

重永忠さん(株式会社生活の木 代表取締役)

1961年 東京都渋谷区 原宿表参道に生まれる。
1978年 有限会社 陶光 (現 株式会社 生活の木)に従事。
現在 株式会社 生活の木 代表取締役、TREE OF LIFE (PVT) LTD. 代表取締役(Sri-Lanka)、TREE OF LIFE TRAVELS (PVT) LTD. 代表取締役 (Sri-Lanka)、生活之木 有限公司 代表取締役(台湾)、商店街振興組合 原宿表参道欅会 専務理事、日本アーユルヴェーダ普及協会 代表、社団法人 流通問題研究協会 監事。

株式会社生活の木

1978年以来、ハーブ、アロマテラピー文化を創造し、現在では2,500アイテムの商品、「生活の木」「ハンドメイドギルド」など8業態の直営専門店を開発してきた。現在全国に直営店100店、提携店80店を展開。海外は台湾に3店舗。原料を35か国から約300品種を直接輸入。スリランカではアーユルヴェーダを行うホテルも運営している。
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6丁目3番8号
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